バブル女子

1980年代後半のバブル絶頂期に
青春時代を過ごされ、現在は50歳前後の、
ごく一部の中年女性を「バブル女子」と
いわれています。

求人倍率が 300%の時代に新卒就職され、
週末は上司からレストランに誘ってもらい、
高級ブランドや海外旅行など、
裕福な青春時代を過ごされました。

女性が社会進出する時代背景もあり
特に「バブル女子」は
「こうありたい」 
「このようになりたい」
と願望を抱かれました。

バブル期は頑張れば報われる時代で、
お金をどんどん使われて、
幸せになろうと頑張られました。

その結果、人間を判断される基準は、
金銭的価値観を 最も重視されます。
よーするに、
『どれだけ金銭を持ってるか?』
それが人間を判断する基準になりました。

『お金を使うことで 人間は幸せになれる』
という価値観でしたから、
まさに その通りです。



人間は17〜23歳の青春時期に体験したことが
その後の人生 (消費や恋愛etc)に
大きな影響を及ぼすといわれます。

金銭にまみれた時間と空間の青春体験を
ずっと心に抱かれてるのではないでしょうか。
既婚女性となられて、
ようやく子育てから解放され
ご自分の時間が持てるようになりました。

『いろんな物を買いたい』
『いろんな世界に飛び出したい』
『素晴らしかった青春時代を もう一度』
という願望があるといわれます。

確かに、高度成長期からバブル期へ、
すべてが右肩上がりの時代に
青春時代を過ごされました。
しかも、"夢"を抱けば・・・ それを願えば・・・
それが叶う時代でした。

ですが、「バブル女子」は20歳前後の頃が
最も華やかな時代で、その後の日本は低迷し、

「欲しがりません勝つまでは!」
「贅沢は敵だ!」
ずっとガマンさせられてきました。

50歳になれば、 否が応でも、
体力や気力の衰退が待ち構えています。
ハッキリ自覚できるようになってきます。

ですから、『もう今しかない!』 という焦燥感が
あるのかもしれません。
残された時間が 『僅か』 と自覚すれば、
『 もう今しかない!』 となってしまうのは当然では? 
と思ったりします。




お叱りを覚悟で、あえて言わせてもらえるなら、

  人間は 焦れば焦るほど、
  短期思考パターンに陥ります。
  思考できる範囲も狭くなります。

エッセイストの犬山紙子氏は、
「長引く不況で仕方ありませんでしたが、
若い頃にバブルを経験された中年女性は
身の丈に合った幸せでは満足できず、
高級レストランで奢ってもらって、
セレブ気分を味わうため、金持ちのオジサンを
キープしてる女性もおられます。
金持ちオジサンとの時間は苦痛ですが、
豪華な食事の写真をSNSに上げれば、
周りに自慢できます。
SNS時代になって他人の暮らしぶりが
目に入る機会が増えたからと思います」
と解説されます。

といいましても 
あくまで現在50歳くらいの中年女性のうち、
ごく一部の・・・
極めて稀な・・・中年女性だけといわれます。

ほとんどの中年女性の方は、
充分に熟慮されて行動しておられますので、
ご容赦くださるよう お願いします。


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