SNSのビジネス活用の一例

サッポロビールは売り上げを伸ばすには
20〜30代への販路拡大が
必須と考えられました。

そこでSNSを活用して消費者との関係を
より深く築くためデジタルマーケティングを
採用されました。





サッポロビールは2016年度の事業方針で
「ビール強化元年」というスローガンで
攻勢をかけられ売上増を目指されました。

2016年の売上実績は
前年比で
・黒ラベル 105%
・缶ビール 131%
・ヱビス 106%
の伸びを達成されています。

Facebook Twitter Google+に
3つの公式アカウントを設けられ
SNSを活用したデジタルマーケティングの
取り組みが効果を現しています。

「弊社製品の購買層は40〜50歳以上の
 比較的年齢層の高いお客様が多く
 先細りになってしまうため
 20〜30代のファン層を獲得していくことが
 今後の課題になっていました。
 若い世代の価値観に見合ったコンテンツを
 スマホから発信し長期的つながりを築いたのが
 SNSでした」と担当者は話されました。

サッポロビールは卸売り業者や流通業者などの
取引先会社と接してましたが、
不特定の一般消費者の『生の声』を聞くことは
あまりなく、電話相談の「お客様センター」
くらいしかありませんでした。

SNS活用によって消費者との関係は
劇的に変わりました。

「お客様のポジティブな声もネガティブな声も
 リアルに聞くことができ、ご意見に対する返答を
 ダイレクトに行うことでコミュニケーションを深め
 好感度を高めることができました。
 経営陣も当初は慎重でしたが、徐々に有効性が
 認められるようになってきました」
と担当者は語られます。

また、SNSやホームページなど
コミュニティーで交わされるお客様の声を
分析されました。

消費者同士の口コミ効果で
ホームページのWeb会員が
増えました。

Facebookの機能は
3ケ月に1回の割合で
バージョンアップされてますが
クラウドサービスの利用で
Facebookの頻繁な変化に
対応が可能になりました。

さらに
SNSで交わされる
消費者の生の声や
Webサイト会員のデータとか
実店舗の購買データなどを
総合したビッグデータを
分析されながら

個々のお客様の購買パターンに
合わせて様々なプロモーションや
各種の商品を
個々のお客様ごとに提案することも
可能になりました。





サッポロビールのような
資金力ある大企業は
このようにオラクルの高価な
マーケティングクラウドを
利用されてFacebookなどに
どんどん進出されています。


あくまで私の個人的な意見にすぎませんが
最近のFacebookユーザー数は
増えてないにもかかわらず
毎年のFacebook社の業績は
増収増益を更新されています。

ということは、逆に言えば
個人事業主さんのFacebookを
利用した広報宣伝などは
画面上で見劣りがするようになった
といえなくもありません。

ですが、資金力ない個人であっても
Webによる販売促進の手法は
いくらでもあります。

課題はWebシステムの取り組みに
どのくらいの時間を費やすことが可能か?
ではないでしょうか。

ですから
ネットに関する知識やノウハウについて
必要最低限は持っておかれたら
便利で得策のように思います。

確かに面倒な作業が増えますが
ホームページやブログなどSNSを
ビジネス活用されてるなら
仕方ないのではと感じます。

ネット全盛時代は
それも必要経費と思います。



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