スマホが既存のビジネスを破壊

世界全体の統計では
テレビの出荷台数は
1999年から変わりませんが、
スマホとタブレットは2009年から
急上昇しています。
特にスマホは年20%と高水準で
成長しています。
スマホ価格が低下してることも
大きな要因になっています


スマホを含めネット使用時間は
テレビを大幅に上回ってます。
テレビ→パソコン→スマホ
と変遷してるといえます。

特に、スマホアプリが次々に登場し
消費者の行動パターンを
大きく変えてしまいました。
そして世界各国で既存ビジネスに
大きな影響を及ぼしてます。


たとえば、Uber(ウーバー)は
タクシー即時手配サービスで
スマホで行き先を入力すれば
車の到着時間や料金の目安が
画面表示されます。
クレジットカードで自動決済され
言葉が通じない外国にいても
タクシーが簡単に利用できます。

タクシー会社も空車のままの
無駄な「流し」をすることがなくなり
稼働率が向上してます。

Uber(ウーバー)は2009年に
サンフランシスコで始まりました。
現在は、世界54ヵ国250箇所以上で
サービスを実施されてます。

2013年に日本でも台数限定で
東京山手線内の限定で
ハイヤー手配サービスを開始され
2014年3月から東京都内で
タクシー即時手配サービスを
実施されました。
さらにアメリカでは「UberRUSH」という
荷物を運ぶサービスを開始されました。

Uberのドライバーは
Uberからの収入がメインですが
他に職を持つ人も多くおられます。
・フルタイム   32%
・パートタイム  30%
・他の職は無い 38%
という構成比率になっています。

ドライバーは自分が事業主となり
自分の好きな時間帯でスケジュールを
組めるのが利点です。


Yelp(イェルプ)は2004年に
口コミサイトとして開始されました。
飲食店やホテルなどのレビューが
書き込めます。
さらに、公園や教会といった
非ビジネスの場所も書き込めます。

レーティングの星マークを1〜5個で
評価してコメントなどレビューを
投稿します。
ユーザーは検索する場所を入力して
閲覧しますがスマホ比率が59%を
占めてます。

ヨーロッパのホテルやレストランを
評価する『ミシュラン』などがありますが
Yelpはインターネット版といえます。

日本では「食べログ」「ぐるなび」など
グルメ系の口コミサービスがありますが
Yelpがカバーする範囲は広く
アメリカを中心に25ヵ国で展開し
レビューの総投稿数は5300万件
(2014年4月現在)で
月間ユニークビジターは1億2000万人を
超えてます。

ユーザーが投稿した評価は
独自アルゴリズムで自動分類され
信頼性の低いレーティング
たとえば、同じアドレスから短時間に
何回も投稿されたものなどは
削除するシステムが執られてます。
実名と顔写真の登録を推奨し
悪意ある投稿を防ぐようになってます。

レーティングの星マークが
3つ半から4つ星に増えれば
夜7時予約の売切り率が
30%から49%へ増加する
と言われます。


Airbnb(エアビーアンドビー)は
空き部屋を所有かる提供者(ホスト)と
宿泊場所を探している旅行者をつなぐ
プラットフォームです。

目的地の都市名を入力すると
旅行者を迎えたいホストの物件と
顔写真が表示されます。
物件として一軒家やアパート、
空き部屋などが多いといわれます。

2008年にサンフランシスコで創業され
現在は192ヵ国に55万件以上が
登録され、
2013年は世界で600万泊の
利用があったといわれます。

住宅ローン支払いのために
Airbnbを利用するホストも
多くおられます。
自宅の一室を貸しているホストは
全体の80%といわれます。


Spotify(スポティファイ)は音楽の
ストリーミング配信サービスです。

現在はストリーミングによる収益が
ダウンロードより上回ってます。
ストリーミングが将来は音楽産業の
主な収入源になるといわれ
音楽配信サービスiTunesの
ビジネスモデルを脅かす存在として
注目を集めてます。

実際に世界最大の音楽ストア
iTunesストアを運営するアップルは
ダウンロードの売り上げが
2013年にマイナス 5.7%
2014年にはマイナス 13%
に落ち込んでます。


Stripe(ストライプ)は
世界中のあらゆる国から
支払いが可能な決済サービスを
提供してます。
クレジットカードも使えます。

アメリカでは世界の100以上の
他国からの入金を受け入れることが
できます。
ビットコインも使えます。
送金手数料は2.9%+30セントです。

世界中の売り手と買い手を
コーディネーションすることで
世界中にビジネスを拡大することが
可能になります。


このように、
スマホやパソコンをプラットホームに
様々なアプリを上手く利用すれば
個人事業といえどビジネス拡大が
可能になりました。

そのためには
どのようにして
最適プラットホームを見つけ
如何にすれば
アプリを有効に活用することが
できるのか?

ビジネス拡大を目指されて
おられるのでしたら
インターネットの仕組み
特に、
スマホの知識とノウハウは
必須項目になると思います。



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