ネット社会の消費者


スマホの普及で
消費者はソーシャル化してる
といわれます。

ちょっと前なら
消費者は商品について
個々がそれぞれ独自に
判断してました。
それが今は
ネットを通して他の多くの
ネットユーザーとコミュニケーションを
執りながら商品吟味するように
なりました。

Facebook 「いいね!」
mixi 「mixiチェック」
などSNSを介して消費者は
商品の奥深くへ入り込んで
消費するようになりました。

不特定多数の消費者の世界で
ひとつのコミュニケーションが
存在してるといえます。


SNSに投稿した記事を
より多くのネットユーザーに
読んでもらいたい消費者が
多数になりました。

自分の気持ちを他の誰かに
理解してもらって共感し合えば
自分自身も快感を得るということを
消費者は知ってしまいました。

飲み会のお店を「食べログ」で
チェックしない人は少数派になり
見ず知らずのネットユーザーの
意見や投票数を見てから
自分の消費行動を決定する
ようになりました。


ゲームも大きく変わりました。

昔はファミコンなどの
家庭用ゲームが主流でしたが
今は多くのネットユーザーが
スマホなどからアクセスし合って
知らないネットユーザー同士が
力を合わせて敵を倒す
といったソーシャルゲームが
主流になりました。

また美味しい料理を
スマホのカメラで撮って
SNSに投稿するユーザーも
増えました。

FacebookやInstagramなど
SNSで友人や知人と共有し
できるだけ多くの友達から
「いいね」を押してもらうため
写真を撮るようになりました。

スマホのアルバムの9割は
Facebookに投稿するために
撮影した写真といわれます。
逆に言えば、
Facebookを使ってなければ
写真を撮ることもありません。

スマホを購入する動機が
友人や知人と共有し合って
多くからの共感を得るための
『承認欲求』の手段に変わった
と言えます。


ニュースもスマホで閲覧して
ニュースそのものより
ニュースに対する他の人達の
意見とかコメントに注目します。


ですが
消費者がソーシャル化することで
何かの問題が生じれば
瞬く間に恐ろしいほどのスピードで
マイナスイメージが広がります。
その結果、
消費者のソーシャル化により
大企業まで影響を受けるように
なりました。

ブログが始まった2000年代は
インターネットの世界は
一部消費者のメディアとして
少数の世界にすぎませんでしたが
今では
ソーシャル化した消費者が
ネットワークの中で
巨大な力を持ち、もはや
消費者をあなどれない社会が
形成されています。


時代が変化するスピードが
加速してる環境において
成功と失敗を分けるものは
・実践するスピード
・リスクにチャレンジ
といわれます。

成果が予測しやすいような
ローリスク・ローリターンよりも
挑戦するハイリスク・ハイリターンです。

では、どうすればいいか?

そんなことを考えるのは面倒で
よく分からないからと
無視してれば、最悪の結末に
陥っているかもしれません。

それほどまでに、消費者による
ネットコミュニケーションの影響力が
際立ってきました。


だからといって
ソーシャル化する消費者に対し
取り組むべき戦略を考える際は
消費者と同じように
TwitterやFacebookなどのSNSを
ビジネス利用すればいいといった
単純なものでありません。

やるべきことは
近い未来を予測し
既存の事業や業務を
どのようにソーシャル化すればいいか?
というプロセスが大切になります。

たとえば、その手段として
適切なメディアを取捨選択すること
だといわれます。

必ずといっていいほど
ネットを介した人間のコミュニケーション
というものが存在します。



それゆえ、どのメディアを駆使して
どんな未来を描けばいいのか?
それを真剣に考えることが
重要とされます。

インターネットと現実社会を
自由に気ままに行き来する
不特定多数の消費者について

"まだ分からないから様子見しよう"

という猶予などありません。
すでに待ったなしの時代に
突入しています。
実行あるのみと思います。



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