コンシューマーからカスタマーへ (その2)

アマゾンで買物すれば
購入商品と関連した商品を
紹介してくれるメールが届きます。

これを「レコメンデーション」
と呼ばれてます。

以前に購入した商品の最新版が
新発売されると「予約しますか?」
というメールがタイミングも的確に
送られてきます。

購入履歴から何を買ったのか?
いつ買ったのか?
いくら費やしたか?
といったデータをフィルタリング
というシステムを使って
割り出してます。

膨大なデータを集め分析することで
顧客の状況に応じたマーケティングを
「ビッグデータ分析」と言いますが
個人事業主さんもパソコンを用いれば
同じことが可能です。

(1)いつ
(2)どれくらいの頻度で
(3)いくら費やした
これで充分です。

この3つを組み合わせれば
どのような購買をしてるか
顧客ごとに把握できます。

そして最適のタイミングで
その顧客に合った
セールスプロモーションができます。


ようするに、
新規のお客様を獲得するには
どうすればいいか?
ということではないでしょうか。

新規客の獲得手法として
「ペルソナ・マーケティング」
というのがあります。
ペルソナとは「仮面」のことで
商品のターゲットとなるような
「想定人物」を意味します。

まだ買ってもらってない新規の
お客様は

何を考えているか?
何を売れば喜んでもらえるか?

商品のターゲットとなる「想定人物」の
目線で考えます。
いずれ顧客となるはずの新規お客様を
具体的にイメージします。

そのように考えることで
「想定人物」の心に届くような
メッセージが思い浮かびます。

効果的な広告や販売促進が
効率的にできるようになります。


つまり、売りたい商品は
どのような顧客層に
提供すれば喜んでもらえるか?
そのターゲットを明確に決める
ことが大切です。

どんな商品を作って
どんな相手に売りたいか?

そのような「想定」を考えれば
顧客となるターゲットは頭の中で
描くことができます。

商品を喜んで使ってくれるお客様を
具体的にイメージすることで
新規お客様に商品価値を
どのようなメッセージで
伝えればいいか?
自然に分かってくるはずです。


この商品は誰が
どのように使ってくれるだろう?

将来の顧客をイメージすることが
重要ポイントになります。
ターゲットをイメージできれば
メッセージを確実に届けることが
できるのではないでしょうか。

お客様を具体的に想定し
消費行動をイメージすることで
常連顧客になってもらうことが
ドラッカー教授の言う
「顧客の創造」と思います。



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