得体のしれない個性は嫌われる。

人間は誰でも何らかの個性を持っています。
そして、個性は才能でもあります。

学業が優秀な人は学者に、
想像力を持つ人はアーティスト、
豊かな運動能力はアスリートetc、
いろんな個性(才能)を持ってますが、
世界が驚く個性(才能)を持っていても、
その個性(才能)が現れ始めた頃は、
まだ周りから評価してもらえないケースが
多いともいわれます。

世界的に特異まれな才能(個性)の価値を
評価する「物差し」が広く存在してませんから、
たとえ「世界を動かし、世界を変える」ような
才能(個性)であっても、その価値を評価できません。

エジソンやライト兄弟etc
天才と呼ばれた彼らが成功するまで、
周囲から「変人」と見られてました。
スティーブ・ジョブズのiPhoneも
当初は周りの人達が「価値」を評価できず
彼の才能を理解してませんでした。

逆に言えば、多くの人達から
理解してもらえない「才能(個性)」こそ
「真の才能」という意見もあります。

多くの人達が理解できるような才能は
たとえば、何かを作り直したり、
少し改善したり、コピーしたりしてる
可能性があります。

ですが、
世界を切り開くような特異まれな「才能」は
開花前の時点では、まだ「才能」と認識されず
それゆえ、
『その才能は、どんな価値があるのか?』
と言われても、開花するまで多くの人達は
評価できません。

価値があるのか どうか?
まだ誰も分からないのに
特異まれな「才能」を認めるには、
じゃあ、どうすればいいのでしょう?

その答えのヒントとして、
"全身全霊で何かに集中没頭している
 その瞬間に「才能」は輝き始める"。
といわれます。

周囲から評価されなくても、
集中没頭してる『得体のしれないモノ』に
特異まれな「才能」が隠れ潜んでいる
という考え方です。

「漫画ばかり読むのはダメ!」
という意見がありますが、
時間を忘れて漫画を読みふけることは
価値の無い、無意味なことだと
指摘する人達がおられますが、
一流の漫画家は幼い頃に
漫画に没頭した経験を持っておられるはずです。

有名なデザイナーやクリイターは
寝る間も惜しんで作品作りに没頭し
長時間を費やした経験があるはずです。

エジソンやライト兄弟も、
周りから狂人と見られてましたが、
それほど没頭されたからこそ、
「人類史を変えるモノを作り出した」
といえます。

周りから見れば無価値に見えても、
だからといって、
没頭する時間を遮れば
「才能」は開花できません。

ですから、過去を思い出され
あの時、何に没頭していたのか?
もし、それが分かれば、
まだ開花してない「才能」が見えてくる
かもしれません。


個性的な発想によって新しい商品とか
ビジネスが創られています。

人間は誰もが豊かな個性(才能)を
持っていますが、金太郎飴のように
一律に「常識」を押し突ければ、
個性(才能)を潰しかねません。

言い換えれば、個性(才能)は
誰からも理解されないモノでは?
と思ったりします。

他の人達から理解してもらえず、
孤独なモノとして存在してるようにも
感じます。
といいましても、
個性(才能)は孤独な存在ですが
自分の中で毅然と存在しています。


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