自己陶酔状態の残念な人

“努力は報われ、正義は勝つ”とは限りません。
世の中は嘘も方便です。
なのに、相手を ロクスッポ 観察せず無防備に
信用してまう人もいます。

たいていの場合、痛い目を見ることになりますが、
それでも「たまたま運が悪かっただけ」と言います。

周りの人が見るに見かねて、
「人が良すぎるのも ほどほどに」と忠告します。、 
「これから気を付けます」と塩らしくなりますが、
三日も経てば、また元に戻ります。

どんどん 残念な状況に陥れば、
『もしかして、私の考え方って間違ってるのかな?』
と気がついても良さそうなものですが、
なかなか反省できません。

ですが、最近 
このような自己陶酔状態の残念な人を
見かけなくなりました。

見かけなくなったことが残念に思ったりします。
やはり、昔は良かったかもしれません。


(1)八方美人

嫌われるのを恐れ 誰にでも“八方美人”になってませんか?
価値観や感性は、人それぞれ千差万別で、
誰からも好かれようなんて不可能です。

波風を立てないようにしてれば、
周りから憎まれないと思ってませんか?
ですが 単なる優柔不断な人と見られて、
逆に誰からも信用されなくなります。

相手の顔色ばかりうかがってると、
理不尽な要求ばかり押し付けられ、
単なる “便利屋”として使われます。


(2)真面目で潔癖症

“努力は報われ 正義は勝つ” とは限りません。
仕事は結果が全てで、努力しても報われない時は
よくあります。

与えられた仕事について、何も考えずに
一所懸命にやり遂げようとするだけの人は
責任ある重要な仕事が任せられなく、
周囲から認めてもらえません。

このように、特にビジネスの世界は“嘘も方便”なのに、
真面目で潔癖症の人は馬鹿正直すぎるため、
損をすることがあります。


(3)他人を無防備に信用

他人も自分と同じように善良な人間と思いがちですが、
世の中は、そんなに甘くありません。
スキあらば すぐに相手を出し抜こうと
虎視眈々と狙ってる輩が大勢います。

世の中は良い人ばかりとお花畑状態で、
相手のことをロクスッポ観察もせずに 
非武装 無防備で近づけば、
手痛い目を見ることになりかねません。

痛い目に合っても それでも まだ、
「たまたま運が悪かっただけ」
と反省もしなければ、ますます悪い人につけこまれます。


(4)物事を客観的に判断できない

主観と客観の区別がつけられなくなり、
公私混同してしまって、自分の世界も見えなくなり、
そんな支離滅裂な思考回路で判断してしまいます。

どんどん残念な状況に陥っても、
自らを変えようとしません。

ちょっと冷静に考えれば、
「もしかして 私は間違っているのでは?」
と気づいても良さそうなものですが、
自分に酔ってしまっていますから、
手が付けられません。
これが、いわゆる自己陶酔です。


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