未来を創造するSNS (その2)


企業や組織がSNSを運営される時は

・個人の参加者を集められ
・一つの価値観を基本にして
・皆んなで共鳴し合う"場"となる

ような仕組みを構築することが
第一のような気がします。
同じ悩みや疑問を持ってる人達は
つながりやすいです。

たとえば
乳幼児用品製造会社が運営される
「子育てコミュニティー」は
孤独なママさんの駆け込み寺に
なってます。

地域で子供を育てる環境は
過去のものとなりました。
祖父母は遠くに住んでいて
頼れる人が少なく、孤独の中で
新米ママさんは日夜戦ってます。


子育てに自信を持った先輩ママさんは
「悩める新米ママさんが
 コミュニティーに入って来られたら
 今度は自分が悩みにお答えしよう」
と願われてます。

そんな想いがある"場"は
団結力が生まれます。

企業がSNSを運営するにおいて
多くの人が心あたたまる関係を
維持する仕組みを構築し
企業は後方から支援する役割を
担われるのがベストと思います。

ですが、
どんなに心あたたまる関係を築いても
リターンがなければ企業はSNS運営を
続けられません。

心あたたかいSNSであっても
維持する費用は掛かります。
規模が大きくなれば費用も膨大になり
運営は難しいです。

かといって
ある程度の規模でなければ
企業は利益を得られません。

費用対効果が整ってこそ
長期に続けることができます。

では
いかにしてSNSを運営すれば
企業は収益化できるのか?

1980年にアルビン・トフラーの
著書『第三の波』で予言された
「プロシューマー」
という言葉があります。

生産者(producer)と
消費者(consumer)を
組み合わせた造語です。

ネットが普及しSNSから多く人達が
自分の声を発信する手段を
持つようになりました。

企業も自社製品やサービスに関する
コミュニケーションの"場"を設ければ
消費者に参加してもらえるように
なりました。

消費者コミュニティーは
新しいタイプの共同体として
"プロシューマー"
を生み出しているかもしれません。

企業は一つの法人としての個性や
アイデンティティーや歴史を持ってます。
社会に貢献するという目的を抱かれて
事業をされているはずです。

ですから
消費者と心でつながる"場"を
企業側から提供されれば
多くの消費者にとって
価値あるSNSになる感じが
しなくもありません。


(その3)に続く


 目次に戻る