新規顧客が求めるWebサイト (その2)


「この商品は世界で一つ」
と思ってもらうように
Webサイトを構築するのも
一つの方法です。

他店で売ってない
「オンリーワン商品」
という言葉を耳にしますが、
他店で売っている商品は
いずれ価格競争に陥り
お客様は
「この店で買わなくてもいい」
という選択肢を与えます。

ですから
他店で売ってない商品を
売ることは大切です。
ですが
自ら製造を兼ねてなければ
他店で売ってない商品を
揃えるのは至難の業です。

ほとんどの類似商品は
インターネットで検索すれば
見つけ出せます。

さらに
他店で売ってない商品だったとしても
代替となる商品があれば
同じことになってしまいます。
たとえば
お客様が10万円の革コートが
欲しいと願われても
『寒さをしのげれば構わない』
というお客様なら
1万円のダウンジャケットで充分と
なります。
10万円の革コートを買う必要性は
ありません。

モノがあふれる時代に
「他店で売ってない」
という条件をクリアしても
「類似商品で代替できる」
となり、結果的に
他店のほうが安ければ
他店に流れます。

「他店で売ってない」
という環境を作ることは
個人商店では難しいですが
「他店で売ってない」
という環境を作れなくても
「他店で売ってない」
とお客様に"思い込んでもらう"
とアピールすることは可能です。

決してウソをついてダマすのでなく
お店の雰囲気とかイメージが
「オンリーワン」
と感じてもらうように工夫することは
できます。

実際は、他店で売ってる商品でも
お客様が
他店で売ってるかもしれないけど
この店でなければ買う気がしないと
思っていただけるようなイメージです。

たとえば、
店主が商品の使用体験を説明したり、
製作工程や販売プロセスを紹介など
細かく演出することで
お客様に仕入れ)から販売までの
プロセスを理解してもらいます。

なぜ当店は、この商品を売っているのか?
を伝える工夫をします。


他店も似た商品は売っていますと
説明されても、お客様が
「この店なら買ってもいい」
と判断してもらう努力が大切です。

この店はすごく研究している。
この店は顧客のことを考えてる。
だから他店で売ってるけど
この店から買いたい。

"思い込ませる"
のでなく
"思い込んで"
もらいます。

そうなればお客様にすれば
オンリーワン商品となります。


(その3)に続く